成人矯正とは、顎の成長が止まった15~16歳以降に行う矯正治療のことです。顎の成長が止まっているので治療計画がたてやすいですが、成長を利用した治療はできなくなります。
成人矯正とは、顎の成長が止まった15~16歳以降に行う矯正治療のことです。顎の成長が止まっているので治療計画がたてやすいですが、成長を利用した治療はできなくなります。
インプラント矯正とは、チタン製のスクリューやプレートを歯の周囲の骨に設置し、これを固定源に歯を動かす方法です。従来の方法では考えられないような、歯のコントロールが可能になった新しい方法です。
実際に当診療所で使用しているものです。スクリューの直径は1.5mmで長さは9mm~11mmのものを使用しています。
スクリューとプレートは状況によって使い分けます。実際に見ると大きく見えて、みなさま少しびっくりされますが、現物を見ていただくと、思ったより小さく安心されると思います。
実際にインプラント矯正を行っているところです。
プレートやスクリューを固定源に歯を移動できるので、歯の十分な後方移動が可能になり、歯を抜かない治療が増加し、治療期間の短縮にもつながるのです。
通常、歯を抜いて治療を行った場合、奥歯を固定源に前歯を引っ込めるわけですが、抜歯したスペースに奥歯も倒れてきてしまいます。
この方法を使用することにより、奥歯を前に倒れてくるのを防げるので、十分に出っ歯を引っ込めることが可能になるのです。
スクリューとプレートの設置は局部麻酔を使用するので痛みはありません。
スクリューの場合、設置時間は局部麻酔を行ってる時間を除けば1本5分程度です。術後、麻酔が切れても痛みはほとんどありません。歯を抜いたりするより、はるかに楽です。プレートの場合、1本20分から30分程度です。スクリューに比較し外科的侵襲が大きめになりますので、第1選択はスクリューになります。
取り外しのできる透明なマウスピースを使用する矯正装置です。透明なので目立ちません。取り外しができるので食事や歯ブラシの邪魔になりません。
マウスピース矯正(ワイヤーレス矯正)の原理は、治療中の歯の動きに合わせてマウスピースを取り替えていきます。
マウスピースは1日20時間以上の装着が必要です(1日24時間の装着が理想的)装着時間が短いと、治療期間が長くなります。
長所
短所
3次元コンピューター画像技術を使用し、治療開始から終了までの過程をシミュレーションすることから始まります。(コンピューター上で歯を並びかえる)このシミュレーションの結果に基づき、それぞれの過程のマウスピース(アライナー)をCAD/CAMという技術によって作製します。
このマウスピース(アライナー)を交換していくことで、歯が徐々に移動します。(2週間に一度交換)最終的な位置に移動するまで、これを繰り返します。装着時間は1日20時間以上です。
最初に1度、お口の型をとり、治療の最初から最後のステップまで、一度に作製します。したがって、治療の途中で虫歯の治療なので歯牙の形態が変わると、再度お口の型をとってマウスピースを作製しなければなりません。
また、予想外の歯の動きや歯の移動量の変更などのときも同様にお口の型をとって、マウスピースを作製しなければなりません。
各ステップごとに、お口の型をとり、マウスピース(クリアアライナー)を作製します。
歯型をハンドメイド(手作業)で並びかえ、コンピューターでその歯の移動を確認しながら、 マウスピース(クリアアライナー)を作製します。
各ステップで2種類のマウスピースを作製します。0.5mmの厚さを1週間装着し、その後0.75mmを2週間装着します。3週間に1回、お口の型をとり、マウスピースを作製します。装着時間は1日17時間以上です。各ステップごとにお口の型をとるので、虫歯の治療なので歯牙の形態が変わったり、予想外の歯の動きなどのときに治療計画の変更ができます。
各ステップごとに、お口の型をとり、歯型をハンドメイド(手作業)で並べかえ、マウスピース(アクアフレーム)を作製します。製作された装置マウスピース(アクアフレーム)を2週間ごとに交換して、治療していきます。
4種類のマウスピースがあります。初回の1~2週間は、柔らかい素材のもので、軽く歯に力をかけ歯を動かす準備をします。
2回目は、昼間は薄くて硬い、目立たない素材のものを使用し、夜間の自宅では、内側が柔らかく外側が硬い2重構造のマウスピース(アクアフレーム)を2~4週間、装着します。
3回目は少し厚みのるマウスピース(アクアフレーム)に交換します。このとき、お口の型をとり、マウスピース(アクアフレーム)を作製し直します。この過程を繰り返し、歯を目的の位置まで動かします。
ルイジアナ州立大学のジャック・シェリダン教授が開発した歯列矯正方法です。
お口の型をとり、矯正治療前の歯並びにあったマウスピースを作製し、これを変形させたり細工をしたりして、歯に力をかけて矯正治療する方法です。
マウスピースを作製するとき、歯を並びかえる必要がないのが他の方法と違うところです。
マウスピース矯正(見えない矯正)に向いている症例は、軽度のでこぼこ(叢生)や、空隙のある歯並び(すきっぱ)、矯正治療後の後戻りなどです。
重度のでこぼこ、抜歯が必要場合、歯の移動量が大きい場合、顎や奥歯の前後や左右のズレがある場合などは、マウスピース矯正は向いてません。
すべての症例に適応する方法ではなく、マウスピース矯正(ワイヤーレス矯正)のみでフィニッシュできない症例もありますが、その場合、従来の固定式の装置であるブラケット、針金(ワイヤー)をつける期間の短縮をする目的で使われる事もあります。(部分的に針金を併用したり、全体を針金で治療してから、最後の仕上げの段階でマウスピース使用するなど)
下顎が上顎に対して大きいので外科治療を併用しました。治療前の歯並びでは一生涯自分の歯で噛むことは難しいでしょう。
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